日本人とサブプライム問題その1
サブプライムレンディング問題について、関連して、また、ちょっと。「私たち、日本人投資家にとっては、どうですか?」というご質問が、相次いでいます。
日本円ローンについての影響の有無については、こちらから。結論は、無関係と申し上げたいと思います。
では、それ以外の面ではどうなのでしょうか?
私的には、プラス要因ふたつ!マイナス要因ひとつ。とお答えしたいと思います。
それぞれを、見ていきましょう。
プラス要因1)
物件価格がとにかく割安で手に入れられやすい可能性が出てきている。これまで、クレジットスコア(銀行に対する信用力)が低い人でも、ローンが組めた。
それが、今では、ちゃんとした人でないと、融資がつきません。
「買いたいよ」といってくれるだけでは、お客さんとは限らなくなってしまったのです。フツーは、現金をバーンと持っている人なんて、なかなか、いませんから、、、
なので、現在、売りたい人は、我慢を強いられています。ゆえに、調整中の市場ばかり。本当に融資が取れる人は、相当、心強い状況なんですよ!
プラス要因2)
物件を買った後のことをイメージしてください。投資ですから、賃貸しないといけません。そのとき、お客様は、当然、借りてくれる人ですね。
実は、賃借人と言うのは、「自分の物件が買えない人」
何らかの理由があります。アメリカでは、普通、不動産は資産価値があると認識されていますから、賃貸している人は、「買いたくても買えない人」である可能性が多いです。特に、私たちが投資するような、一軒建ての3ベッドルームや4ベッドルームのstarter home(標準的な家)の場合は、
そして、「家が買いにくい」=「借りざるを得ない人が増える」なのです!
2002年位だったら、与信力が低くても、物件が買えた。また、オーバーローンや、100%ローンなどがバンバン取れました。この時期に家が買えない、賃借しなければいけない人は、相当、苦しい人です。
それに対し、今だったら、5年前は、家が買えるくらいの力がある人が、持ち家を手放したり、苦しい思いをしたりして、「貸してください」といってくるのです。
ですので、これって実は、中級、あるいはそれ以下の物件を持っている家主にとっては、福音なんですよ!
買ってしまえば、こっちのもの。
それでは、マイナス要因は?
マイナス要因1)
長くなってしまうので、次に、、、
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