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アメリカの銀行口座の種類

お客様や生徒さんが、アメリカ投資をはじめられるとなると、最初にお願いするのは、銀行口座の開設です。

理由は二つあって、

1)インスペクターや、管理会社に、初期に小額のチェックを切る
 必要があるため。
 たとえば、300ドルくらいの支払いをするのに、国際送金は、
 手間もお金もかかりますので、郵送で小切手を送るのがス
 マート。

2)購入後、入居済み物件については、1ヶ月くらいで、初回の
 管理明細と家賃(各種支払い後の差額)が管理会社からの小切手
 で送られてくるところ、これをデポジット(着金)させるためには、
 アメリカの口座が便利なため


です。

さて、これにあたって便利なのは、UBOCであるとご案内したことがありますが(こちらから)、この場合、銀行の口座の種類は、二つあります。


ひとつが、checking、もうひとつが、savings。


どう違うかというと、チェッキング口座が、「アメリカ流のお財布口座」。小切手を発行してもらう、預金口座で、その意味では、日本流の「当座」のような気がするかもしれませんが、当座預金と違い、会社が使うものとは限らず、また、月間利用明細も届きます。

金利は一番安く、というか、通常は、付かず、また、残高やチェッキングのサービス程度によっては、月間管理費を取られたり、小切手帳を発行してもらうのにも、手数料を払います。

これに対し、セイビングスアカウントは、一応、金利が付きます。通常は、定期的にお金を貯蓄をするためのスキームで、チェッキング口座から、毎月、100ドル単位で、自動振り替えしたり、といった形で利用します。セイビングスアカウントは、小切手帳が付きません。他方、「定期」とは異なり、出し入れは通常自由。

最後に、日本でイメージする定期は、CDと呼ばれます。数千ドル程度といった、ある程度まとまった金額から、また、期間を3ヶ月といった期間にわたり、拘束させます。この金利は、多少高く、2008年2月、ウエルズファーゴ銀行の3ヶ月定期は、2,500ドルからで、1.1%となっていました。

以上が基本ですが、アメリカは、なんと言っても、自由の国、資本主義大国ですから、マクドナルドでなくても、オプションは、無限。興味がある方は、ご研究されてみると、奥の深さに驚くかも。

当面、物件購入にあたり、お役に立つと思うのは、以上のように、「UBOCのチェッキング口座」開設。手続き完了までに、数週間かかります。

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