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アメリカはウルトラ格差社会 

私の周りの投資家様は、大体、「アメリカへの移住」を考えるタイプではなく、あくまで「アメリカへの投資」を、ご自身のポートフォリオ的な観点から、冷静に判断して決められる方が多いです。

私自身の、アメリカ社会に対する見聞は、当然、限られたものではありますが、他方、その範囲は、部分的には、エリート駐在マンの方々とは違ったレベルの現実をも含むのではないかと思います。

たとえば、リアルに、知り合いにこんなことが起こりますし、、、

アメリカでの出産から、高額の医療費の支払いを抱え続ける私自身にとっても、体当たりドキュメンタリー製作者である、マイケル・ムーアのSicko!は、まったく他人事ではありませんでした。

日本人で、余裕のあるリタイアライフをハワイ移住で実現、といった理想の生活を実践されている方々も多数おいでです。私の投資家コーチングの生徒さんにも、そのような希望を持っておいでの方もいらっしゃいます。こうした方々は、実際、移住により、高いクオリティオブライフを実現されているかと思います。


そう、アメリカは、勝者に甘く、弱者をとことんまで追い落とす、ウルトラ格差社会。

日本では考えられないような高リスク、高リターンが、婚姻生活から、職業生活、投資や医療まで、社会のすべてのセクターを彩っています。ただ、救いは、敗者復活戦が何度でも可能なことでしょうか。

私自身は、実は、「不動産投資をアメリカでするためだけであれば、アメリカにいる必要も、ビザがある必要すらない」ことがわかってしまいましたので、別段、アメリカに住みたいとか、アメリカのビザを取得したいという希望は、本当になくなってしまいました。

年齢的にも、日本食でないと、日々の生活が、つまらない年齢に、、、

アメリカへのキャッシュフロー型投資は、皆さん、老後のキャッシュフローのために、行われること。

こうした場合、日本在住を続けるのでもよいですし、生活環境の転換を求める場合、日本に近く、温暖なマレーシアのようなところに移住したりして、ドルベースの収入を現地貨幣に換算してのリタイアを実現するのも、より豊かな生活をするためのひとつの戦略かもしれません。

国際貨幣であるアメリカドルは、結局は、日本やアメリカ以外での利用度は、日本円に勝っています。【2008年春の今、アメリカドルは為替的には、相当負けこんでいるので、まあ、これは、腐っても鯛、という感じでしょうか、、、】

思い起こせば、私自身が、アメリカ投資を始めたのは、当時、東南アジアとの商売をやっていたのに対し、「ドルベースの取引が苦しいなあ、米ドルがあればなあ」と切望したことがきっかけ。

東南アジアのみならず、南米、アフリカなんかに行っても、事情は、ご同様。南米なんか、インフレ率を抑えるために、現地通貨でなくて、オフィシャルに米ドル流通になっている国とかありますものね。

経済が一流だったはず【過去形?】の日本、貨幣は、そんなに一流だったこと、なかったのかなとふと思いました。

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