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アメリカの高級な家 問題は…家具だ!

日本人の住居関係の悩みの最大のものが、「家が狭い」、「収納スペースがない」ということかもしれませんが、アメリカの中流以上の物件の最大の悩みは、私に言わせれば、「家具が高い」ことではないでしょうか。

広いアメリカの家では、一人寝でも、クイーンサイズがスタンダード。夫婦で寝るキングベッドや、リビングルームに置くレザーのソファー【なぜか、アメリカ人が好きで高級なレザーソファー、、、】、細かくは、部屋ごとに数個必要なランプ【間接照明が当たり前だと思っているので、天井が暗い】や、シャワーヘッドまで、アメリカで【日本も同じといえば同じですが】、家を新しくしつらえたことがある方は、その驚くべき出費に、「こんなはずじゃ」と思われたことがあるかと思います。

私自身、バケーションレンタル案件をやったときは、100平方メートルもない、マンション【寝室二つ】に、管理会社が仕立て上げた調度の費用は、3,000ドルの手数料を含め、〆て、1万7,000ドル。すべて、中古だったのに、、、


今から考えると、よくそんな、お金、あったなあ、、、家が、一軒、買えるじゃないか、、、笑


自分の家に住んだときは、すぐ転居すると思っていたので【事実そうでしたが】、細かいものについては、セカンドハンド家具店を行き来して、節約に努めました。ランプなんかは、ホテルで使われていたものを放出するストアで、1本100ドルとかで買ってきて、、、だって、狭い家でも、一部屋に、2個位ずつ、必要なんですよ、、、しかも、「それは、新品なら、1,000ドルだぞ」なんていわれて、大汗、、、


先だって、ハワイのコンドのクロージングが迫っているお客様とお話したところ、「ラッキーにも、売主から、調度一式を4,000ドルで譲り受けることができた」ということでした。そのお客様の案件については、こちらで、勝手ながら、アプレイザルレポートで拝見した、お部屋の内部の写真を一部、紹介させてもいただきました。


拝見すると、シックな調度で、家具付きレンタルにもぴったり。大き目のコンドミニアム、ハワイって、本土より絶対、家具、高いですよ【よく知りませんが】。

高額物件って、実は、こういう素敵な家具を入れた演出をしないと、売れるのが遅れることって、あるんですよね。がらんとした部屋だと、アピールしないというか。

きっと、売主は、家具自体のしつらえに、最低、2万ドルとか、使ってると思います。【ひょっとすると、デベから、新築時特典として、ギフトカードなどを、もらった可能性もありますが】

Qさん、超ラッキー、しましたね!

ラグジュアリーな物件のコストというのは、購入コストよりも、

■固定資産税
■維持費
■こうした、家具入れ、美術品しつらえ

といった付随コストのほうが、痛いです。ローンにも組み込めませんし、資産性があるわけでないので、回収の見込みもありません。

生活する側に回ってみると、何らかの手当てを必要とするだだっ広い壁や馬鹿でかい部屋は、相当負担なことに、駐在者様なんかは、気がついておいでだと思います。

売る側に回る方は、こういうコストも、頭においておく必要、あるんですよね。

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