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投資に対する評価の”自分軸”を作るお手伝いをさせてください

対米不動産投資家の中山道子です。

私の米国不動産投資家生活も、もう13年目となりました。コンサルティングをはじめてからは、9年目です。このブログは、2007年開始なので、8年目。本当にありがたいことですね。

長くがんばれば、なんでも格好が付くようになるものだなあ。私の偽らざる実感です。

この間に、海外不動産投資を薦める周囲の日本人向けビジネスのアクターたちも、見渡せば、大きく様変わりしていきました。平たく言えば、皆さん、結構、つぶれたり、撤退したりして、去っていくのです。

米国の中で見ても、本場の不動産グルー(GURU、先生)の勢力図自体、入れ替わりが激しく、いちいちついていけません。

この間、一投資家の立場で、大過なく過ごせてきたのは、本当に運がいいことだと感じます。ただし、「継続は、力なり」は確かですが、お稽古と異なり、投資の場合は、資金が底を付いてしまっては、がんばり続けられません。

投資に着手するのですから、実際に痛い目に会うことも、正直最初は必要かもしれません。私も、傷は無数にあります。しかし、毎回、ボディーブローでは、体が持たないわけで、そういうときに有益なのが、体当たりに取って代わってくれる情報収集やセミナー、読書でしょうか。

その際にも、最終的には、「情報元がいいから、儲かる」という表面的なレベルではなく、自分自身が、実際に汗を書くことも含め、「情報を自ら、吟味し、判断する能力を身につける」ことが望ましいかと思います。

実際の実務にヘビーに携わるためには、それのみならず、他の投資家との連携、不動産専門の弁護士、大手の管理会社やら、あらゆるアクターとの人間関係、信頼関係の構築も必要になりますが、まずは、入り口は、読書やセミナー、ネットサーチでしょうか。

そして、私が駆け出しの頃には、日本人向けに、「海外不動産投資の際の指針を教えてくれる」教材というのは、あまりなかったのです。今思い出せるのは、深山ツヤ子さんの本、《これで完璧!!夢のハワイ別荘取得マニュアル》くらいでしょうか。

その後、彼女は、2冊、内容を更新する本を出されていますし、その後、いろいろな本が出されるようになりました。決済のやり方の大まかなところ自体はあまり変わらないと思うので、こういった本のいずれかが地元の図書館にあれば、ハワイのみならず、アメリカの不動産購入手続きを概観するに当たって、古い本でも、よい入門書になると思います。

しかし、上のハワイ攻略の本が出たのは、2003年で、私が米国不動産投資を検討し始めた2001年には、普通の日本人に思い当たる日本語の米国不動産関係の情報は、本当に、《金持ち父さん》の翻訳本(2000年)位。《今でも売れているので一言言うと、この本は、モチベーションをあげるにはすばらしい示唆を与えてくれますが、実践マニュアルとは思わないでください。》

そんな中、私は、手探り状態で、この道を歩んできました。

英語教材はたくさん読んだり、ロバート・アレン氏のセミナーに始まり、米国の不動産投資キャンプなどにも参加しましたが、「英語が出来る」という自負は、打ち砕かれ、最初は、ちっとも理解が進みません。

英語の問題ではなく、専門領域なんで、体系だってゼロから学ぶとか、それ以前に、米国の社会生活や文化、制度というものがわからないと、そもそも「米国人用」の内容についていけないのです。

例えば、私が勉強を始めた前後は、不動産をクリエイティブな手法で自己名義にしてしまい、その後、1年以内に銀行融資を取り直すというのが「小口投資家の王道」でした。今でも、こういうことをやっている人はもちろんいますが、値上がり機運があるときは、スキルがなくても、どんな人でも、これ一本で、儲かったのですよね。今は、気をつけないといけないやり方です。

それで、投資手法の詳細は、この記事では省きますが、自己名義の物件に銀行融資を取得することを、米語で、「リーファイ」というのですが、最初、まず、これからしてがわからない。

REFINANCE、リファイナンスの略なんですが、短期間の留学生活や多少の会社勤めでは、人生経験が足りなくて、そんな単語は、出てこなかったわけです。

あちらはあちらで、私は、英語は話せるし、居住経験もあるしということで、どこがわからないのかが、わからず。こちらはこちらで、何を聞いていいのかわからず。投資方法を聞いて、「じゃ、みんな、早速新聞の不動産広告欄見て、電話かけ、がんばってやってみよー」といわれても、いきなり動ける周囲のアメリカ人に囲まれ、一人、落ちこぼれ状態、、、笑


話が長くなりますね。

こんな背景があって、また、痛い目にあいながらの自主研究の結果、ご提供するに至ったのが私のセミナー・シリーズ。昨日も、2015年2月のパソコンによるネット・リサーチをお教えするセミナーの参加予定者様から、うれしいお便りを頂戴しました。


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>中山様

>ありがとうございますm(_ _)m
>京都セミナーを申し込みましたので、ランチ、中山様及び参加されます皆様
>と御一緒できますことを楽しみにしてます。

>今日初めてメールをお送りさせて頂きました。
>毎日頂くプレメール、読む度に、なるほどなぁ・・と考えさせられます。

>新興国プレビルド物件も、あちこちから案内を頂きました。
>とても魅力的に説明がなされてます。
>でも・・なんとなく・・話しがステキ過ぎるというか、とってもきれいなんです。

>入居者不在の机上の話(絵に書いた餅?)のような感じを受けました。

>アメリカの不動産、みな簡単に儲かるように聞こえるように、話しを持って
>来てくれます。
>ほんまかな?と、興味はあるけれど思ってました。

>中山様の講座、楽しみにしております。
>ありがとうございますm(_ _)m

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この方は、まさに、こういう「自分の指針」を見つけようとされています。どうやら、いろいろなお話が入ってくる立場においでのよう。

持ち込まれる話が、すべて胡散臭いわけではないでしょうし、すべてうまくいくわけでもないでしょう。投資話というのは、そういうものです。

そんな中で、私は、セミナーをご提供するときには、「自分を売り込む場としない」という自制のみならず、皆さんそれぞれに、「ご自分の投資についての判断軸」を作っていただきたい、「投資話を査定する能力」を培っていただきたい、そういう思いで、毎回お話しています。そのため、耳障りなお話も、いたします。実際の失敗例の話をたくさん盛り込むのは、「米国大学院のケーススタディ学習方式」ではないですが、やはり、教訓として、勉強になるからです。


もちろん、誰でも、若いときは、多少、ギャンブル性があっても、血がはやり、「一か八か」をやってみたいときもあるでしょう。運がいいときは、ひょんなことで儲かってしまうことも実際にありますが、長期に問題になってくるのは、ビギナーズラックではなく、安定したパフォーマンスの確保。

私自身、まず、投資話を評価し、自分自身のお金を突っ込み、その結果を見届けるというプロセスを過去13年、それの繰り返して食ってきました。

その私の自腹経験を、できるだけ、広くの方々に、お伝えしていきたい、その気持ちがきちんと伝わっていたようで、上のお便りも、うれしく拝見しました。


画像の説明文


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