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気に入った決済担当者がレイオフされた! 

今朝一番のメールは、気に入っていた決済会社の担当者から。


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Good afternoon,
I wanted to thank all of you for your patience and understanding through the years and for the opportunity to learn from you and work with you. February 11, 2010 will be my last day with XXXX Title Agency. If you have any questions or concerns please contact [オーナー].
I wish you all well and thank you.


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いきなりの辞職告知。体よくレイオフされたということでした。アメリカの会社では(日本ではよくわかりませんが)、この告知、顧客筋には、「その日の朝まで言わない」ということがよくあり、こちらは、引継ぎなし状態に結構困ることがあります。

この人は、まじめで、地味な優秀な女性。一昔前の田辺聖子のOLものに出てくる主人公が勤まるかと思えるくらい(そんなの読んだことありませんか?)のしっかりした女性でしたが、去年、いくつかのきっかけで、この会社が、彼女なしでは、ダメダメな人材不足の会社であることに気が付き、私は、去年秋から、「PLAN B=彼女がやめる日のこと」を練ることを、現地の取引先に提案してきました。

アメリカって、よきにつけ、あしきにつけ、人本意で、会社組織なんか、信用せず、個人単位で相手とやり取りしていかないと、だめなので、、、

タイトルカンパニーのお仕事については、過去に、こんな記事を書いたこともあります。決済書類作成は、結構手間がかかる仕事で、私も、決済書類を確認して、間違いを指摘する役目。担当者の出来で、段取りが、180度、変わってしまいます。また、2008年には、最初にデトロイト市の決済でなじんだ担当者がレイオフされるという事件も、経験したものでした。こちらから。

2010年の私は、もう少し、進化していますV

すでに、代替する担当者が在職する決済代行会社との「お試し決済」も、去年、何件も済み、バックアップ体制は、万全。直近の売買契約にも、まったく影響は出ないでしょう。

そもそも、その代替会社の提案のおかげで、決済プロセスも簡素化できました。毎回、手間をかけさせられていたので、愕然としましたが、やはり、rolling stone gathers no moss 《転がり続ける石には、コケは生えない》。

この慣用句には、なぜか、いい意味と悪い意味があるそうですが、いい意味で、妙な忠義立てや不精で、コケむしてしまわないで本当によかったと、このときは心から思ったものです。

すでに向こう時間の5時は過ぎていたので、売主に、電話をかけて、事情を聴くと、「オーナーが、ビジネス縮小に追い込まれたから、他社とオフィスシェアとかいろいろ考えているらしい」ということ。

だからって、トップというか現在唯一の決済書類作成者を切って、どう営業するつもりなんだろう。

オーナーは、やる気がないおばさん。Gung ho《強気》なアメリカ人の常で、表面的には、体裁を取り繕うのが大変うまいので、私も、あるトラブルがあって、彼女と直接やり取りするまで、この人のやる気のなさには、まったく気がついていませんでしたが、Jさんなきあとのこの会社に近寄る気持ちはゼロ。

ということで、転ばぬ先の杖が必ず必要になる投資家の過酷な現実に、今日も朝から、対面し、「しばらくは首がつながってるけど、次のPlan B、つまり、第二の決済担当者が繰り上がったから、彼女の代替人員を、今度は、探しておかなきゃってことか、、、」とため息をつく、一日の始まりだったのでした。

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