不動産投資家は、サブプライムで、そんなに損してないと思います
今日、姉が、やってきて、
「道子、サブプライム住宅ローン問題で損したの?」
と聞いてきました。
2007年11月22日の今日は、おりしも、新聞には、
「6大金融、利益半減」
の見出しが躍っています。原文は、こちらから。
姉には、
「貸すほうは損してるらしいけど、借りるほうは、損はしないわよ。」
「債権とか株券とか持ってる人は、大損してるけど、不動産やってるだけの私は、そんなに損してない。」
といいました。
おりしも、新聞を見ると、カリスマディーラーの藤巻健史さんも、「サブプライムローン問題でマーケットにいじめられっぱなし」。「自分の個人資産が氷河期状態」とおっしゃっています。
こうしたランクの方でも、やはり、すべてを予期し、とはいかないのですね。
それに対し、サブプライム住宅ローンを提供する銀行から何件も融資を受けている、この私のロスは、唯一、 リファイナンスしそこないのみ です。
そのお話は、すでに、こちらでしました。
これら、現金で買った物件は、当面、2軒あったのですが、それぞれ、来年にむけての売却手配をしてみました。一軒については、こちらで、そのご説明をしました。
もちろん、そういう意味では、私も、資産凍結ですから、誤算といえば誤算といえなくはないのですが、しかし、そもそも、融資というのは、最初から、取れると決まったものではありません。
こうした戦略をとるとき、私は、「融資をつけられないかもしれない」という可能性を十二分に意識していました。
ですので、確かに、「最高の展開だった」とはいいませんが、株の関係の方のように「予想外」という意識は、本当にないのです。
アメリカ在住の投資家にとっては、リファイナンスによる含み益引き出しは、「お約束」。よく、最近、「サブプライムでリファイナンスが出来なくて、苦しい、失敗した」といってくる方がいますが、金融機関や、金融機関にお金を預けた人のほうのロスに比べれば、たいしたことないと思いますよ、、、。
物件価値が多少調整したところで、家賃は、下がったりはしません。「負けない投資」は、「(再度景気がよくなるのを)待てる投資」です。
それより、このように、値上がり狙い、リファイナンスによる利益のとり方しかご存じない方は、早く、値上がり狙い一本やりの戦術を方向転換して、不況市場でのいろいろな利益の取り方を、学ばれていくことを、お勧めしておきます。
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