「もう、経済は一流ではない」日本
「いやあ、やっぱりい?」なんていうと、ちょっとアレですが、そういわれてみると、衝撃も違和感も、ない、大田経財相の発言。
朝日新聞報道はこちらから。
マクロ経済や財政学にうとい、一市民の気持ちをちょっと書いてみると
■アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツなど、他の「先進国」の国債は、みんな、4%とかで、トリプルA。対する日本は、2%以下で、評価は、AA、、、日本の過去のインフレ率が、3.8%だから、自国の国債に投資をしても、どうにもならないんだよなあ、、、
アメリカ、イギリス、ドイツ、日本の2008年1月18日付け10年債金利比較(ファイナンシャルタイムズから)
■人口から見ると、アメリカのように人口が増えている国やフランスのように人口が減っていかない先進国に比べて、日本は、とにかく、お先真っ暗だなあ、、、こちらを参照。
■しかも、労働生産性も、確か、低いんだったよなあ、、、こちら参照。
■それで、地価の上昇とかいっても、そんなに個々の国民一人一人に資産をもたらすようなものじゃないんだよなあ、、、こちらなどを参照。
ていうか、大田さん、荷が重いですね、、、(もう、ムリっしょ?)
*****************************原文紹介↓
大田経財相「もはや経済一流ではない」 国会演説で指摘
2008年01月19日06時02分
大田経済財政相は18日の通常国会の経済演説で、「もはや日本は『経済は一流』と呼ばれるような状況ではなくなってしまった」と述べ、日本の経済力の国際的な地位低下を指摘した。その上で、「もう一度、世界に向けて挑戦していく気概を取り戻す」と、成長力の強化に力を入れる考えを強調した。
大田経財相が根拠としたのは、06年の1人当たりの名目国内総生産(GDP)が、経済協力開発機構(OECD)加盟国(30カ国)中18位に低下したことだ。比較可能な80年以降で最低の水準だ。
演説では、日本がバブル崩壊後、不良債権など負の遺産の解消に追われている間に、中国やインドなど新興国が急成長したことも指摘。「我が国は、世界経済のダイナミックな変化に取り残され、今後も成長を続けていく枠組みはいまだに出来上がってない」と訴えた。
大田経財相は演説後の会見で、「日本の10年後を考えると、しっかりと成長力をつけるための改革をしていかなければならない時期にきている。危機感からスタートしたい」と述べた。
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