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アメリカ大使館その3

海外投資は、細かいテクが一番のポイント(笑)。

今日も、昨日に引き続き、公証に行ってきました。なぜか、シリーズ化するアメリカ大使館来訪記。公証についての一般的なご注意は、

こちら

また、昨日の来訪記については、こちらから。

昨日、お連れしたお客様が、公証のための身分証明書として、パスポートを持っておらず、自動車の運転免許証を見せて、無事、書類公証ができたので、「手順が変わったのかしら」と、思わぬラッキーに喜んだ私。

実は、今日のお客様には、別の悩みポイントがあり、「この】自動車の運転免許証提示】テクがブレイクスルーになるか?」というやり取りをしあいました。ブログを読まれている皆さんも、不動産投資に、そんなテクが、要求されているとは、思わなかったでしょう、、、(笑)


どういうことかというと、今日のお客様は、対ラスベガス/円ローン投資のお客様で、現地のタイトルカンパニー対策は、レアルターさんに任せているところ、レアルターさんと電話会議で、「公証に必要な書類」以外のサインは、すべて終えてしまったところで、

パスポートにあるご自分のサインと、違ったサイン(サインを最近変えたため)をしてしまった

という状況が発覚。アメリカでは、悪意がなければ、サインの仕方は任意ですが、ひとつの決済に関連する書類に、ばらばらなサインがされていたら、怪しい人かも。

ここで、各種書類のサインを統一させるため、

A)これまでサインをした書類をすべて、パスポートのサイン通り、サインしなおす
B)公証する書類も、パスポートのサインでない、新しいほうのサインでサインする

のいずれかの戦略をとる必要が出てきました。

現金投資のデトロイト案件なら、何の問題もないのですが、融資書類やデベロッパーの各種留保条項、管理組合の合意書などが多数ついているベガス投資は、書類の数が膨大。せっかく、一式書類が、フェデックスで届いたので、失敗した時の仕切り直しは、なかなか、つらいのです。

パスポートを見せたうえで、アメリカ大使館の公証人(実は領事部のお役人)の前で、パスポートのサインとは別のサインをされると、


おかしい。なぜ、同じサインをしないのだ?


などと突っ込まれるのでは、と悩みました。

というのは、パスポートのサインが日本語の場合は、「英語でサインしろ!」と要求され、逆に、パスポートと異なったサインを要求されるのがアメリカ大使館というところなのですが【こっちのパターンはこっちのパターンで、前に、タイトルカンパニーで不審に思われて苦労した経験あり】、この方の場合は、パスポートのサインは、英語で、英語のサインを新たに変えているという新しいパターンなのです。

しかし!


ここで、昨日のように、「パスポートではなく、自動車の運転免許証で通せば、免許には、サインがないから、サインの仕方について、けちをつけられないぜ!」という腹黒い戦略を考え付いた私。いえーい。


これが、今朝までの私たちのシナリオでした。昨晩は、レアルターさんにその計画を話し、タイトルカンパニーのほうでも、「パスポートのサインと公証のサインが異なっていても支障ない」という確認をとってもらって、万全のつもり。


しかし、当然というか、なんというのか、いずれにせよ、なぞの不条理が支配するのは、日本の役所もアメリカの役所も変わりがありません【お役所関係の方、すみません】。


今日の受付の方は、


パスポートお願いします!


ときっぱり。


あちゃー、、、


「自動車の運転免許証であると、お名前の読み方が英文で書いてありません。それに対し、公証するべき書類は、英語のスペルしかないわけで、お名前の読み方が一致しているかどうかという同一人物としての確認ができませんから」

と理路整然と、ご説明くださいました。

わかってます。それは、そうなんですけど、、、昨日の人を出してくれ、、、とは、いえ、いえないですよ、、、はい、、、、、、

本人を差し置いて、「パスポートは持っていますが、自動車の運転免許証提示だけではだめですか?」と食い下がる私は、はっきりいって、挙動不振人物。

「どうしてですか?何のご都合ですか?」

と問い詰められ、仕方なく、

「この方は、最近、サインの仕方を変えてしまい、パスポートのサインとは異なるサインなのです。新しいサインのほうで、書類にサインをしてよいですか?」

と正直に、告白したところ、あっさり、


「あ、それは結構ですよ」


ってそこは、物分りがよかったところだったのね!!わからなかったわ、、、 _| ̄|○


一瞬、がくっとした私ですが、直ちに立ち直り、無事、「パスポートのサインと違う新しいサイン」で、ほかの書類と統一されたサインをもって、必要書類をお客様に公証していただき、今日も、勝者となって、アメリカ大使館から出てくることができたのでした。Tさん、お疲れ様でした、、、


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Vegas Property Appraisal
今日の物件。21万3,500ドルの3ベッドルーム【4つ目を寝室利用可】、家賃相場は、1,250から1,350程度。融資条件は、融資比率7割で、金利のみ返済と円ドルスイッチオプションつきです【現在変更され、利用できない有利な条件】。例えば、決済時の円レートが、100円だった場合、借り起こしし金額は、購入価格の7割で、1,494万5,000円となります。円金利は、この方の融資条件にのっとると、大体3%以下で推移をしてきているので、毎月の返済額は、当面、3万7,000円以下となるでしょう。為替乱気流ではありますが、現在の内規で行くと、マージンコールが入るとすると、為替変動により、融資比率85%まで円が強くなってしまった場合。この例でしたら、円が、85円になったときです。デトロイト投資だと、金額が小さいので、為替変動は、そこまで大きなインパクトがありませんが【2万5,000ドルの物件を、110円で決済されても、100円で決済されても、違いは、25万円】金額が大きくなり、ローンが入ると、為替の差が、とても、大きな意味を持ち出します。このお客様は、110円時に決済の場合に比べ、自己資金の利用は、60万以上、安く、済ませられた計算で、マージンコールがくる可能性も、低めです。円ローンは、計画的に事を運ばなければいけないので、2-3ヶ月前に、こうした「波」を引き寄せようとするのは、ほぼ不可能、、、他方、アンラッキーなレートにあたってしまった場合(私もそうなんですが)は、長期投資という形で、ある程度、納得し、ならして考えていただくしかないのが、申し訳ないところです。

中山からのお願いです。
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