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過去のコーチングの生徒さんからのお便り紹介

これまで、主要期間を、東京在住で、米国不動産投資をしてきている中山道子です。私は、帰国子女だったり、米国で働いていたりしたため、自分の力を過信して、自分自身が、知識がないところから、着手をして、ずいぶん、ロスをしてきました。

そうした背景を経て、2007年に、このブログを開設し、自らの対米不動産投資における失敗などについて、正直に語ってきました。その後、投資セミナーのほか、「対米不動産投資コーチング」プログラムを立案し、現在、2011年9月からも、ダウンロード会員を含めたメンタリングを行っています。(こちらから)

初期のコーチングは、1対1でやっていて、一部の生徒さんには、プレッシャーが大きすぎた部分があったことを反省したというお話を、前にも、このブログでもしたことがありますが、今日は、そんな中、私のコーチングプログラムを着実に消化してくださり、それ以来、独自に、不動産投資で「ラットレース脱出」された、Xさんのお便りをご紹介させていただきます。

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中山様

大変ご無沙汰しております。
ブログや、Twitterでいつもフォローさせて戴いております。
この度中国への移住を決定されたとのこと、ビックリしたと
同時に、ただただ、すごいな! と驚嘆しております。
(レスポンスが遅いですが。。。)

私も日本を離れた身ですし、基本的に、今の日本政府を信用
出来ない部分があり、離れて余計に、今回の震災での、福島
原発に関する情報の取り扱い方には失望したところがありました。

実際住んでらっしゃって、かつお子様がいらっしゃる中山さん
ですから、私以上に大きな問題としてとらえてらっしゃることと存じます。

他の方もおっしゃってたのでしょうけど、アメリカでなくて中国
というところが、凄いですよね。今後、どう考えても最重要である
二つの国ですので、そのメインランドの中国で過ごすということは、
中山さんご本人はもちろんのこと、娘さんの将来にとって、きっと
大きな財産になることだと思います。

私自身は、今はお店の方が忙しく、また、投資関係も、○○国内
での不動産をメインにしておりまして、やはり住んでる国の通貨
で家賃収入がダイレクトにある、という形である点や、固定資産税
がなかったり、実際税務申告をしないで住む点や訴訟リスクの低さ
(こちらはオーナーがめちゃくちゃ権利強いので)、など、Easy Going
な私には、こちらの方が楽で、利回りは悪いのですが、いそいそと
買い進めております。結局自宅含め、現在6物件。再来年には、
7物件目を購入予定です。

たいした金額ではないのですが、この度、お店でもらう給料より、
不動産の家賃収入が上回りましたので、ラットレース脱出状態に
なりました。

せっかくメンタリングもして戴いたのに、実際に、アメリカ不動産
への投資はきちんと出来てなくて残念に思っております。数年先
にはうまくキャッシュが回る予定で、そのタイミングでも、物件が
あるようでしたら是非お世話になりたいと思っております。キャンセル
ということはなしで、ちゃんと現金作ってから、100%コンファーム
な状態でお話しますので!

話がそれました。

中国での、中山さんと娘さんのご健勝とご活躍を、××の地より
お祈り申し上げます。

同じアジア圏内ですので、○○に足を運ばれる際は是非お声掛け下さい!

今後とも、なにとぞ宜しくお願い致します。


++++++++++


プライベートな情報もあるので、とりあえず、この方の居住地は、アジア方面某国某市ということで。

この方は、サラリーマン生活をされていたのが、30歳くらいのとき、海外転出のため、日本の調理師免許を取得し、そして、アジアでの起業という道を選ばれて、現在に至っておいで。

Xさんは、運が良くて、サラリーマン時代のたくわえを元手に、株式投資をされ、当初、手元資金を相当額増やすことに成功されたたというこことが、あります。(もちろん、普通のサラリーマンですから、ハワイにリタイアされる方に必要な額である、5,000万、1億といった額ではありません)しかし、彼は、そのような資金については、おくびにも出さず、こうして、実業で日々、地元のかたがた相手に、シェフとして、お店に出られているのです。

離職時、アジアでバックパッカー的な生活を送るだけでよければ、Xさんの蓄えは、相当期間、持ったことでしょう。それにもかかわらず、勤勉な彼は、そのようなライフスタイルは選択されず、むしろ、労働効率の悪いことで有名な「飲食店経営」に着手されたわけです。最初のころは、いわゆる「脱サラ後の苦しい修行(学習の過程)」を強いられていたと記憶しています。コーチングをしていたころは、当時の現地の従業員のかたがたのマネージメントに、苦慮されていたのを覚えております。

その後、私のほうから、頻繁にご挨拶することはなくなっていましたが、この前の私の「日本転出報告」をご覧になって、このようなお便りをくださいました。

投資家コーチングは、別段、米国の不動産を買っていただきたいと思ってやっているわけではなく、投資家メンタルを養っていただけるためのトレーニングの一助になればいいわけですから、手前味噌になりますが、コーチング後、Xさんが、ここ数年の間に、自国において、投資家として成長されたプロセスにおいて、私との会話は、多少は、お役に立ったのだと思いたいところです。

この方は、

■サラリーマンや株式投資で、資本を蓄え
■飲食店経営で、日々の生活費をまかない/生活費の低い国で質素に生活し
■現地不動産投資で、生活費分のキャッシュフローをとる

と、ここまで、地道に、着実に歩まれてきました。離職された年を忘れましたが、私自身のXさんとのお付き合いは、前のブログをやっていた2006年くらいからだったと記憶しておりますので、脱サラからは、10年近い年月が過ぎたはずです。


+++++++++


私は、いつも、コーチングのとき、『隣の億万長者』(トーマス・スタンリー/ウイリアム・ダンコ)という本を読んでください、と皆さんにお願いしており、この方にも、そうおすすめしていたとおもいます。(同書については、こちらから)

この方は、まさに、そのような教訓は、はなから不要なレベルの質実剛健さをもって、ここまで、こられたのです。

私がXさんと話していて気がつくのは、やはり、その落ち着き。

現在は、現居住国での経済的な安定を達成されるという計画を実現することに加えて、次のステージとして、米国での資産形成というポートフォリオの多様化を、数年後に計画されています。これも、資産の一極集中で、部分的に政治不安定なこうした国のあり方を、expatriate(自らの居住国において外国人である人のこと。Expatと通常略する)として、見越してのことでしょう。

この方にとって、あるいは、どのような方にとっても、米国不動産投資がいいかどうかは、私が判断する立場ではありませんので、「このやり方がお勧めです」とブログで申し上げるつもりではありませんが、ぜひ、皆様にXさんの考え方に触れていただきたくて、ご紹介しました。

Xさん、何年もの間、お付き合いいただいて、ありがとうございます。また、この10年間のXさんの飛躍に対し、本当にお慶び申し上げます。数年後に私がお役に立てることがあれば、ぜひ、ご相談においでください。

それまでの間ですが、私も、今度、中国転居を決めたところですが、Xさんをみならい、現地での生活に溶け込み、現地のかたがたにお引き立ていただけるよう、がんばりますので、引き続き、私どものことを応援してくださいね。子供が小さかったので、これまでは、遊びに伺っておりませんでしたが、そろそろ、いろいろついてこれるようになっていますので、お互い、絶対、行き来しましょう!

現在のコーチングの受講者様にも、ぜひ、参考にしていただきたい方です。


夢は実現します。ですが、あなたの夢は、地に足がついたものでしょうか?


華やかな虚構を追い求めている方、「リタイアリッチ」のXさんは、1,000万単位の株式ポートフォリオを管理し、何軒もの不動産オーナーをやりながら、日々、現地で、「食堂」(というと失礼ですが、高級店ではなく、地元の方も入れるお店だと伺っています)で、本業では、日々、数百円単位のお食事を、一皿一皿、現地のかたがたに、丁寧にサービスされているのだということを、お知りおきください。

ご家族の都合なりで、独身のXさんの真似は、そのままにはできない方も多いと思いますが、逆に、このご時世、「いいなあ。日本を離れたいんだよね。」という方もおいででしょう。米国やオーストラリアなどと異なり、Xさんの居住国や中国を含め、一部のアジアの国は、日本人にとっては、転入が比較的容易に可能です。


見栄や体面を捨て、目的や夢を求めるその実行力があるのか、そこから、次に、どんな展望を描けるのか、そして、その計画を追求し続ける根性を持ち続けられるのか。


Xさんの例は、「普通の人間でも”上がり一丁”になれる方法」について、自らを振り返ることを、私たちに、教えてくれているのではないでしょうか。

私自身にとっても、こうしたことを考えるいい機会になりました。Xさん、ありがとう。今後もよろしくお願いします。


中山からのお願いです。
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