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収入と貯蓄の比率は、コントロールできる!

《この記事は、2008年に書きましたが、2014年10月24日に加筆しました》


私は、融資や投資の相談をさせていただくので、いろいろな方々の収支を拝見させていただくことがあります。そのとき、本当にしみじみ思うのが、貯蓄ができている方の強さ。

単なる一投資家だったころの私は、日本の銀行に相手にされるような与信ぶりでもなく【今は海外に1億近くの借金があるのでなおさらNGだと思いますが】、また、他の方々のことなどは、まったく省みる力がありませんでした。


《今、借金と資産の比率は変わっています。今後またポートフォリオの構成を変更するかも知れませんが、今は、借金比率を大幅に落とし、現金中心です》


それが、投資相談や融資担当窓口をやるようになって、いろいろな方々のプロフィールに接するようになり、皆さんの貯蓄行動は、まったく人それぞれ異なるものだなあ、と思うことがしばしば出てくるようになりました。

『隣の億万長者』という本を紹介したことがありますが、この本に、確か、「貯蓄額と収入」の対比について、言及している箇所があったと思います。そして、こういう対置ができるんですね。

■収入よりも、貯蓄が少ない人
■収入の何倍もの貯蓄がある人

これは、収入の多寡という、表面的なものさしではありません。

例えば、ここで引き合いに出すのはちょっと失礼ながら、40万ドルの収入があって、今現在、貯蓄はお持ちでない、とおっしゃっていたこの方の例をご覧になってください。こちらから。【この方自身は、何かご事情があるかもしれません。具体的な詳細は、存じ上げませんから、この方がいけないと私が論評したい、ということではありません!】

特段の事情がなく、もし、一千万単位の高額の収入があるのに、それなりの貯蓄がないという場合、そのご家族は、やはり、消費行動を根本的に、見直さないと、将来設計がしにくい状況が続くかもしれません。前には、こんな記事を紹介したこともあります。

《プレジデント誌 2007年 35万人調査!驚愕の格差は50歳以降にやってくる》

それに対し、まったく逆に、世間的には、高収入といえないながら、年収の何倍も貯蓄されている方というのもおいでです。こうした方々は、とにかく自らの収入を前提に、その範囲で生活し、しかも貯金をするというライフスタイルを、何年にもわたって苦もなく実践されているのですね。

投資家というのは、ある意味、相反するメンタリティーが要求されていて、

■普段は、節約!
■使うときは、決断!

というこの繰り返しです。

それぞれだけなら、そこまで難しくないのですが、「両方」なので、それで、二つのペルソナを使い分ける、そういう力が必要になるのですね。

ちまちましてしまい、節約することだけが趣味、で、投資に伴う支出や経費自体が我慢できない、というのでは、投資家としては詰まりませんが、所得をコントロールするより、支出をコントロールすることのほうが容易なのは間違いありません。



私がご案内する円ローンは、最低融資額15万ドルで、頭金は、現在、30%ですから、資金としては、最低700万位のお金を準備する必要があり、どなたにでもご案内できるものでもないのですが、ごくごく標準的な所得でありながら、きちんとした貯蓄実績を見せることにより、容易にこのローンが取得できるお客様も、おいでになり、こうした方というのは、本当にえらいなあ、と心から思います。


《2014年現在、日本居住者様に対するオフショア銀行融資円ローンは終っています。米国系銀行で、30万ドル以上の物件購入に当たり、融資が出やすくなっているので、お問い合わせください。》


、『隣の億万長者』でも言及されていたと思いますが、


真のお金持ちとは、資産額の比率のほうが、生活費の比率よりずっと高い人々のことを言うのであって、それを達成する方法としては、高収入よりは、地味な生活のほうが早い

んですね。

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