中国引越しの収支! 1万円で国際転居? 断舎離効果を実感です
対米不動産投資家の中山道子です。
4年半居住した中国を離れるため、昨日、賃貸していたお部屋の清算を済ませ、昨晩から、近所のホテルに滞在中です。
恒例となりつつある? 我が家の家計公開、今回は、中国からの国際引越しの費用です。
===中国からの引き上げ引越しの費用===
収入(中古品売却)
マウンテンバイク2台 300元(元値合計2,000元)
冷蔵庫 150元(元値600元)
プリンタ 50元(元値200元)
支出
船便20KG 650元(北米へ)
お手伝いさん2時間 100元
ホテル2泊 260元
空港へタクシー 30元(明日なので予定)
合計 540元(日本円で1万円強)
☆ お手伝いさんは、毎週どうせ頼んでいるので、固定費ともいえる。
☆ 飛行機代は入れていません。
☆ 関連外食費は入れていません。
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今回、飛行機に乗せていい荷物の合計は、一人22KG、親子で44KG。それに、船便で、20KGを送った次第です。
子供がいるので、船便の半分は、「子供のぬいぐるみなどのおもちゃ」だったという、、、また、さすがの私も、父からもらった子供時代のアルバムなどは、捨てられません。。。
他方、自分の洋服は、スーツケース半分で済ませられたという「すごい」のか、「女性としてどうなのか」、にわかに判断がつかないところです。いずれにせよ、我が家も、今はやりのミニマリストをめざし、引越し費用は、ここまで抑えられました。
日本から中国に引っ越してきたときは、九州まで移動し、フェリーでわたったので、荷物の合計は、スーツケースとみかん箱を合わせて、10個以上、あったと記憶しています。今回は、合計で、スーツケース2つ、スポーツバッグ1つ、バックパック1つと、船便の箱2つと、子供が少し大きくなり、多少は、聞き分けがよくなっているためw、記録を、更新できました。
さすが中国の田舎都市に滞在しているだけあって、ホテルは、米国のDAYS INN(米国の微妙ランクのチェーン)の系列らしいのですが、スタンダードのお部屋(2人)が一泊2,500円、外国人のネット口コミでは、「自分がこれまで泊まったDAYS INNのうち、最もすばらしい!」と絶賛されているコスパ抜群のところで、実際、広いし、中国なのに、米国式ホテルの便利さが際立っていて、最高です。
お部屋の中には、ソファースペースも♪
4年半前、日本から引っ越したときも、旅費を入れなければ、10万くらいだったと記憶していますが、今回、その10分の1ですんだ勝因は、下の理由に起因するかと思われます。
> 不用品販売が楽だった(外国人用のMLに写真を投稿し、1日で売れた)
日本でも、ヤフオクなどやればできますが、手間がかかる
> 粗大ごみを捨てる費用がゼロ(こちらはまだ分別が機能していない)
大半、お手伝いさんや子供の学校の先生が無料で持っていってくれました
日本だったら、キッチンで使っていたオーブントースターやら電子レンジなんて、友達にあげるんでも、1時間かけて磨いた後でないと、失礼すぎて、とても、もっていけない雰囲気。差し上げたら喜んでくれるかもしれないようなお知り合いもおらず、パソコン処分も含め、粗大ごみ代だけで、2万以上、使ったと思います。手配の手間も、それなりにかかりました。それに対し、こっちでは、子供の学校の先生やお手伝いさんが、みんな、使った後、汚れたまま、もっていってくれて、めちゃくちゃ気が楽で、時間の節約までできました。
大人用の英語の本は、子供の学校のアメリカ人の先生に。子供の英語の本は、同級生のお子さんたちに。子供の勉強机セットは、担任の先生のお嬢さんに、と、持ち物は、それぞれ、たいした価値がないものばかりのところながらも、使ってくれそうな相手にプレゼントすることを心がけ、皆さんには、感謝までしていただいたという。(笑)
もちろん、周囲のかたたちが不要なものも、マンションの下の共同ごみエリアにおくと、すべて、数分で、姿を消します。地方出身の清掃のかたがたなんかが、目を光らせているリサイクルシステムがあるので、何一つ、無駄になりません。社会格差の表れでもあるので、喜べないところもあるわけですが、、、
この結果、私は仕分けやスーツケースの心配しかせずに済み、人が荷物を持っていってくれた後は、70平方メートル程度の小さめマンションだったので、お手伝いさんの清掃は、2時間で終わったというあっけなさ。
大家さんにも、洗濯機や書棚など、いろいろなプレゼントをし、喜んでもらえました。その効果があったのか、あちらも愛想よく対応してくれて、2,000元の敷金は、全額帰ってきて、うれしかったです。
このプロセスは、実は、FBでちょこちょこ投稿したところ、「すごいミニマリスト!」との賞賛の声を、(一部から?)頂戴しました。
その意味では、先進国の家族もちの普通の水準からすると、どうやら、相当、「断舎離」できているようですが、とはいっても、人二人ごときが、移動するのに、44KGプラス20KG、64KGもの資源(?)を、コストを使って持ち歩き、しかも、それが、「すごく少ない」と賞賛されるなんて、、、、
断舎離をこれだけがんばったつもりでも、私たちのスーツケースは、週に1度も着ないような洋服やらでいっぱい。
いまどき、難民のかたがたや、福島を含め、いまだ、シェルター住まいのかたなんかが、世界中にたくさんいるというのに、自分たちが、不公平なほど、恵まれているというこういう「先進国中産階級にたっているという偶然、運、立場のありがたさ、もったいなさ」や、今後の世界のありかたに、思いをよせずにはいられません。
贅沢は、資産形成にとっても敵ですが、社会的コストという観点からしても、引き続き、地味に生活をし、寄付を含め、お金やそのほかのリソースとの有益な付き合いかたをしていきたいな、とこれまで以上に思いました。
私の場合は、投資家ですので、自家消費というより、引き続き、オウンリスクのマネーを第三者に投資し、社会やビジネスの円滑油となってくれることを願う、そんなところに、自分の社会的な存在意義を見出していき続けと思います。自分の生活は、その「おこぼれ」で、十分。
ということで、明日は、いよいよ、日本です。
2月のセミナー開催を、大変、楽しみにしております! 大阪のほうはお席がありますので、ぜひ、引き続き、ご検討ください。
補足 かまけてこのブログでのご報告を怠っていましたが、私の主催するFISTULA JAPANは、2015年、また、100万円の寄付を、アフリカの産科フィスチュラ(ろう)専用無料病院にすることができました。私も、一部、セミナー費用の収益から、寄付しています。フィスチュラジャパンの役員の皆様に、再度、御礼申し上げます。私の怠慢で、オフィシャルHPがダウンしていますが、過去の活動例は、こちらの記事(第49回母性衛生学会メインシンポでの報告)をご覧ください。
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